就労支援の現場で「見えにくい力」を育てる!~コグトレ導入レポート~

こんにちは、風株式会社の所長です。いつも当社の取り組みにご注目いただきありがとうございます。
高い工賃を支払える事業所づくりを目指して、日々努力を重ねております。

今回は、当社の就労継続支援B型事業所で新たにスタートした取り組み、
その名も―― 『コグトレ』(認知機能トレーニング)をご紹介します!

◆ コグトレとは?

以前のブログ(2025年9月30日)でも少し触れましたが、あらためてご紹介します。

**コグトレ(認知機能トレーニング)**は、宮口幸治氏らが開発した、
「見えにくい力=認知能力」を高めるための包括的なトレーニングプログラムです。

3つの柱で構成されています:

  • 🧠 COGET(学習面):記憶、注意、知覚、判断など認知の基本力を養う
  • 🧍‍♂️ COGOT(身体面):身体的な不器用さを改善し作業効率を高める
  • 🤝 COGST(社会面):相手の気持ちを理解し、対人スキルを育てる

もともとは少年院の教育プログラムとして開発されたものですが、
今では小中学校、特別支援学校、高齢者施設、障害者雇用など、
さまざまな分野で効果を発揮しています。

 風株式会社での導入のきっかけとスタート

「どうしたらもっと利用者様の力を引き出せるか?」
「支援の質を上げ、生産性向上につなげられるか?」

そんな議論を重ねる中で、「やってみよう!」と立ち上がったのがこのコグトレ導入です。

◆最初の一歩:身体面から

まずは 「コグトレ棒」を使った身体面トレーニングからスタートしました。
10月28日(火)より、毎朝作業前の15分間を使って実践しています。

  • スタッフ間で事前に指導方法を確認                                                                                                           
  • 各作業班に分かれてトレーニング開始!                                   

「うまくできるかな…?」という不安もありましたが、実際に始めてみると――

☆ 利用者様の笑顔
☆ 普段は大人しいスタッフの明るい声かけ
☆ コグトレを終えたあとのスムーズな作業への移行

想像以上の良い反応が得られました!

💡 大切なのは「まずやってみること」

もちろん、これから課題も出てくるはずです。
でも大事なのは――

  1. できることから始める
  2. スタッフは明るく前向きに!楽しい雰囲気を作ること
  3. 失敗を恐れずチャレンジすること

「継続こそ力なり」
これからもコグトレの実践を通じて、利用者様の見えにくい力を引き出し、
事業所全体の生産性向上につなげてまいります。

今後もブログで進捗を報告していきますので、ぜひ風株式会社の取り組みにご注目ください!

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